伴染工がつくるもの PRODUCTS
当たり前の安心安全のその先に…
伴染工が手掛ける「かせ染め」は、とても手間ひまがかかる、非効率なものです。
まずは、手作業で糸を染色機に1かせずつ入れるところから始まります。そして、染め終わったら機械からかせを丁寧に取り出します。その後は脱水機に入れて水分を飛ばし、最後に1かせずつ整えて乾燥機に通していきます。
物理的に糸にストレスがかからない染色手法と、手しごとが相まって出来上がる糸の風合い――。この素材が持つ本来の風合いを最大限に引き出すことで、人の手の温かさが感じられる唯一無二の膨らみのある糸に仕上がります。
伴染工が大切にしたいのは、「安心安全なものづくり」。当たり前だけれど、実は難しい。そんな「安心安全なものづくり」というベースを、私たちはこれからも大切に守り続けていきたい。
そして、その先には、変わらないものづくりに対する想いと、時代に合わせて変化していく柔軟性を大切にしながら、未来に残る価値を作っていきたいと思います。
アパレル用途から
産業資材用途まで。
高品質の染色に柔軟対応。
伴染工がさまざまな素材に対応できるのは、尾州産地で培ったウールを染める技術があるから。長年のノウハウを活かしながら、全国から舞い込む幅広いご要望にお応えしています。
ウールをはじめとした天然繊維、合成繊維に幅広く対応。ストレートの糸はもちろん、さまざまな形状の意匠糸も手掛けており、アパレル用途だけではなく、産業資材用途の依頼もあります。また、大小さまざまな染色釜14台を備えているため、サンプルや小ロットの染色加工などに迅速に対応できるのも特徴です。
これからも全国のさまざまな需要の受け皿となり、日本のものづくりを支えていきます。
オリジナルブランド ウィズハンク WITHANK
糸の可能性を拓く
ファクトリーブランド。
天然素材が持つ本来の風合いを最大限に引き出す糸染め技法「かせ染め」。全国的にも希少なこの技術を持つ染色工場のファクトリーブランドとして誕生したのが「WITHANK(ウィズハンク)」です。
国内外の有名ブランドにも数多く使用されている尾州産地のニット用糸。その高い技術と品質で世界中から信頼を得ている尾州産地の糸づくりのノウハウを結集し、今までにない肌触りの糸を開発し、ハイクオリティで贅沢な靴下を完成させました。
「日本一の肌触り」をテーマにした「WITHANK」の靴下には、肌がチクチクしづらいメリノウールを使用。特に繊維が細いファインメリノウールを使用することでしなやかな肌触りを追求しました。また、このウールに日本三大和紙の一つに数えられる「美濃和紙」の糸を撚り合わせることで、優れた吸湿性と消臭性を実現。まるで草原を素足で歩くような心地よさを持つ「究極の一足」をぜひお試しください。